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屋根

W邸の屋根は扇垂木の加工をすべて大工さんの手刻みで行っています。図面を描いている時点ですでに手間がかかることは予想していたのですが、一番手間がかかるのは、垂木間の面戸板の加工だということを現場に入ってい気づかされました。そういうとき「やられたぁ」と思いつつも、そいういったことを楽しんでいる部分もあります。そんな、思いのほか屋根の工事に時間がかかっていたW邸ですが、工事は4月に入り、着々と進んでいます。

ただ、世の中はコロナウィルスのために、なにかと不都合な状態ですが。。。

だからこそ現場に来るといつもの作業が続いているので、ホッとします。

大工さんは黙々と目の前の作業に取り組んでいます。

設計の仕事は基本的に一人で行います。幸い、W邸は車で15分程度のところですので、移動の際に人と接触することもありません。現場は風通しがよく、職人さんの数も上棟の時以外は数人。建て主との打ち合わせの時を注意すれば、基本的に通常の業務を続けられます。

しかし、そのほかの部分での普段の生活は大きく変化しました。

自分の机の隣では、相方がテレワーク。子供はすでに1カ月以上も休校が続いており、仕事以外にすることが増えてきています。

一日の仕事量は半分になっている状態。

いつまでこの状態が続くのでしょうか。。それとも、これが普通の状態になっていくのでしょうか。

どうか、W邸引き渡しのころには世の中が今よりも良い状態になっていますように。